低コストで手軽なテント倉庫
テント倉庫とは、テントを使用した倉庫のことです。
骨組みに合わせてシートを張るシンプルな工法です。
低コスト・短納期で設置ができ、とてもお手軽ですが、強度が低いため工場としては利用ができません。
メリット
- ①簡易な作りのため低コストで組み上がる
- ②明るい色のシートなら電気代を節約できる
- ③温室効果が得られ、冬場でも暖かい
- ④骨組み方を変更すれば、敷地の形状にとらわれない
- ⑤一般の建物より確認申請が早く、短納期である
デメリット
- ①紫外線に弱く劣化するため、テント材が破れる
- ②定期的なテント張り替えを要しコストがかかる
- ③温室効果によって夏場は暑く、室内作業はNG
- ④耐久性に乏しく寿命6~10年
特徴
- 1.大規模イベントなどの期間限定でイベント終了後に撤去する場合には非常に最適と言えます。
- 2.日中は照明不要の明るさにまでなりますので、照明代を節約でき、冬場でも晴れてさえいれば暖房は必要ありません。
- 3.テント倉庫は物品を保管・収納する場合は建築物に該当します。そのため建築申請が必要になりますが、約30日程度で許可されます。
- 4.テント倉庫の特性を活かして移動・伸縮させることができます。レール上を移動させたり、10%程度にまで縮めることができるので多様な用途に採用可能です。特に「雨天時のみテントを張る」といった場合などにはとても便利です。
注意!激安のテント倉庫は危険
テント倉庫は建築基準法上、木造建築とみなされますが、「テントは移動できるから建築物ではない」と主張し、建築確認申請を行わない業者がいます。これは違法です。
確認申請をしないことで、価格を相場よりもかなり安く設定し販売している業者が多々存在します。役所から撤去を命令されることもありますから、大変危険ですのでしっかりと見極め、確認しましょう。